カラー北陸 能登半島 山と渓谷社・山渓カラーガイド39 A5版ハードカバー・カラー/モノクロ203頁 1974年4版(1971年初版)。カバー付・付属地図付。カバー背表紙ヤケ見られますが、本文ヤケ・シミは軽微です。登山雑誌「山と渓谷社」のカラー図鑑・カラーガイドブック的な叢書として発行されていた『山渓カラーガイド』の一冊。昔は学校図書館の定番の蔵書だった懐かしいシリーズです。越前海岸、永平寺、東尋坊、金沢兼六園、輪島、五箇山、立山黒部等、北陸能登の風光明媚を扱うカラーガイドです。『北陸には美しい自然、こまやかな人情のほかに、古い歴史がある。『万葉集』の編者大伴家持は若いころ、越中守として約5年間も越中に勤務していた。美しい歌や遺跡も多い。越前、能登、加賀、越中には、いたるところ古い歴史の話がある。北陸路は奈良時代から開けていたのである。私はこの北陸の紹介を書くにあたって、多くの人々に歴史と自然の美しさを再評価してもらいたいと思う。それが北陸に生を受け、その土地に生活しているものの、ささやかな願いである。』青園謙三郎、まえがきより。