電光オズマ　松本零士 若木書房コミックメイト刊1巻203頁2巻206頁3巻221頁　1巻1976年第2刷/2巻1976年第2刷/3巻1978年第4刷。全巻カバー付。カバーの手ズレありますが、ヤケ・シミは軽微です。3巻巻末に中篇「燃えろ南十字星」収録。
1961-1962年の雑誌『ぼくら』（講談社）に掲載された松本零士先生のSF活劇「電光オズマ」です。松本零士先生が「少女クラブ」などの少女誌から少年誌に活動の場を移す過渡期の作品でもあります。「父・塚森博士を殺され、悲しむススム少年の前に現れた謎のヒーロー、電光オズマとは何者なのか。彼の部下となったススムはノバ帝国と名乗る侵略者との戦いに身を閉じていく」といったストーリーで、押川春浪の「海底軍艦」のような冒険活劇を思わせる展開ですが、後年松本作品が使われるプロットの原型がいくつも出てきているように思います。