快傑黒頭巾 高垣眸著 講談社少年倶楽部文庫278頁。1975年第1刷。カバー付。カバー背表紙ヤケ。経年のヤケ・シミ有り。1920年代に雑誌「少年倶楽部」に、『龍神丸』を発表後、数々の少年向け冒険小説を発表した高垣眸(たかがきひとみ)先生の『快傑黒頭巾』です。伊藤畿久蔵氏の挿絵を多数収録し、雑誌『少年倶楽部』掲載を復刻しております。『幕末の兵学者山鹿士行は幕府に囚われて十三年、その安否をさぐる曲芸師の姉弟。二人を助ける覆面の武士とヘボ易者天命堂の正体は? 江戸城攻防の鍵を握る秘密地図をめぐって、浪人目付青江下野、目明し赤鬼らのきびしい追及のうちに、波乱の渦はついに江戸城内、死の百虫館へ…』(本書解説より)