吼える密林 南洋一郎著 装丁/安野光雅 挿絵/鈴木御水、椛島勝一 講談社少年倶楽部文庫246頁。1975年第4刷。カバー付。カバー背表紙のヤケありますが、本文のヤケ・シミは軽微です。本書「吼える密林」は冒険小説家としての南洋一郎先生の代表作で、130刷を重ねた戦前の大ベストセラーです。「アメリカの探検家ジョセフ・ウィルトンが友人フランクと共に、アフリカの密林にわけ入り、大獅子、巨象、大鰐などと必死の血闘をつづけ、さらにボルネオからマレー半島に渡り、大猩々、黒豹、大虎、猛毒蛇などと死闘をかさねる。秘境に生死をかけての人と野獣の闘争、大冒険談。」(本書解説より)