魔海の宝 南洋一郎著 装丁/安野光雅 挿絵/梁川剛一 講談社少年倶楽部文庫。1976年第1刷。カバー付。カバー背表紙にヤケありますが、本文のヤケ・シミは軽微です。『アルセーヌ・ルパン』の翻訳でも知られる、冒険小説家・南洋一郎先生の少年倶楽部昭和十一年掲載作品です。「雄吉は少年ダイバー。黒潮丸に乗り組んで、南海の果てまで真珠採りにやってきた。ところがある日、海の底で見つけたふしぎな小函。その中に秘められた暗号文から、海底深く豊太閤の秘宝がかくされていることがわかる。この秘宝さがしをめぐって、魔の海洋に展開する大冒険科学小説。」(本書解説より)